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行動文化(77) 

 

人生に「習作」はない

柄本明という役者がいる 彼の「東京乾電池」という一風変わった劇団名を乾電池の会社と思いこんでいた人がいるが、演技を感じさせないこの柄本にほれ込んで自分もこの劇団に入りたい、役者になるにはどんな訓練が必要なのかと問い合わせて、気の毒に「キミはうちには縁がない あきらめろ」とにべもなくつっ放された青年が宮崎にいる 



そういう事なのだ 団体名に「乾電池」を使ったのはおそらく自前のエンジンを意識してのことだろうが柄本は飼い犬ではない 柄本は芸(演技)はしない 芸をさせられるくらいなら死んだ方がマシと思っている  



ボブ・ディランという歌い手がいる 彼に触発されて自分の世界をつくったのがヨシダタクロ―だという ほう、と思って聴いてみた 



ボブの発声には特有の気合いがあってほとんど作意を感じない とくに「風に吹かれて」は馬上のカウボーイの鼻歌の感じだが、タクロ―の声は芸能人のものだ ボブに触発されたのだそうだがお客様相手の演技 



評論にも「練習」や「習作」などあり得ない 評論はいつも真剣勝負 相手は雇い主でも顧客でも応援団でもない どっちかといえば敵 通じなかったらそれまで 「訓練」を否定し「演技」を拒否する柄本は面白い 



 



人とは「香気」



ちょっと古いが、久しぶりに、D・ミネの「旅姿三人男」を聴いた 



三人男とは、清水港の次郎長の子分「大政・小政・森の石松」の三人のことだが、あらためて聴き直してみると、歌の文句とはいいながら絶妙のキャラクター描写だ 



♪ 清水みなとの名物は お茶の香りと男伊達 見たか 聞いたか あの啖呵 いきな小政の、いきな小政の旅姿 



♪ 富士の高嶺の白雪が とけて流れた雪水で 男みがいた勇み肌 なんで大政、なんで大政、国を売る



♪ 腕と度胸じゃ負けないが 人情からめばついホロリ 見えぬ片目に出る涙 森の石松、森の石松、いい男 ――と、こんな調子だ



この三人男、実像はどんなふうだったか知らない 知りたいとも思わない 



そもそも親分の「次郎長」ご本人、写真が残っているがいい男ではない だがそんな事はどうだっていい 三人男、この歌さえ残ってれば、なまじの実物になど用はない 逢えばたぶんイメージはこわれる つまり歌が作った香気 こっちは本物にではなく、残り香、すなわちイメージに用があるのだ



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