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行動文化(4)あいさつ 

 あいさつ


 もうオールディーズの中に入るが、鶴田浩二に ♪古い奴だとお思いでしょうが――ではじまる歌、『傷だらけの人生』がある この鶴田が若かったころ、京都かどこかの撮影所の衆人環視の中で先輩の一人に張り倒されたという話がある いまの人たちには想像もつかないだろうが、戦前はとくに珍しい事ではない 気に入らぬ事があると先輩たちは後輩をよく殴った 


 鶴田が殴られたのは、先輩のそばへ寄って「よう!」とか言いながら先輩の背をポンと叩いたからである 鶴田としては「あいさつ」のつもりである 


 あいさつとは挨拶、つまり肩や背に軽くふれる「挨肩拶背」の略称で、字義からいえば鶴田は型通りに振る舞ったにすぎないのだが、相手にはこれがカチンときた 「この野郎、若造の分際で生意気だぞ」、鶴田は詫びを入れたそうだ 


 鶴田の売り物の「古風」の裏側にはたぶん、この時の先輩の一発がある


 記者たちの世代ならわかる 鶴田のあいさつに欠落しているのは、「慎み」と


「憚り」である 長幼の序の無視 つまり差別の無視 


 昨今の中学生たちは出合い頭に「コンチワ」 目礼を返すと、後ろから「知らん顔してる」とあびせる 先日など、記者に自転車をぶっつけておいて「コンチワッ!」ときた コンチワではなくスミマセン、スミマセンよりもまず他人の進路を塞がないことだろう それが識見であり作法というものだ   




 目を合わせず、立ち止まらず、声をかけず


 毛並みのいい会社には今も残っているが、社屋の通路などで外部の人に出会った時の心得として、「目を合わせず、立ち止まらず、声をかけない」がある


 ところが昨今、これが通じにくい 「あいさつもしない」と思われてしまう 


 上記の三カ条は「無視」ではない 「つつしみ」と「はばかり」の型なのだ 声はかけないが目を伏せ、浅く屈体して敬意を表している またこんな職員は人がいなくても通路の中央は歩かない それで相手は気がつかないのだろうが、だからこそ答礼の手数から解放されるのだ 本流小笠原でもそれをいうが、目立つな ノイズを発するな 「目に立つならは、それも不作法」


 ついでに言っておけば、意図的に無関心を装う「儀礼的無関心」という高度に洗練された心得がある 人さまのなさっている事にはいちいち関心を示さない (じろじろ見ない、聞き耳を立てない)、人が密集している都市に生きていると自然にそうなるシティ派の作法 田舎者には通じにくいが、路上にも私生活はある 目ざとく耳ざとく介入してくるおジャマ虫は有難いか ▲▲

 
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