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行動文化 (44)君命にも従わざるところあり ・「恨み」に対して「徳」で酬いた蒋介石 

 君命にも従わざるところあり 
            
――根本中将の中国撤収作戦  

敗戦余話として、つぎのような事があった 


 太平洋戦が集結して四年目の春、沖縄付近の海上で台風のために航行不能になって木の葉のように荒波に翻弄されている小舟(38トンの発動機船) があった


米軍が救助して、中にいた三人の男の身元を調べたところ、旧日本軍の陸軍中将根本博と、その部下であった二人であると名乗った 台湾へ向かう途中だという 目的を問うと、中国戦線で中国国民党の蒋介石から受けた恩義に酬いるため、その軍事行動を支援するのだと、根本となのる男は答えた これを聞いた米軍は、礼をつくして三人を台湾に送り届けた 志士として遇したわけだ 


 台湾へ渡った根本は直ちに国府軍の作戦指導にあたり、アモイ(厦門)に残存する国府軍をあざやかな手並みで台湾へ撤収、金門の共産軍三万を撃破して八千五百の捕虜を確保、体得する兵術のすべてを台湾防衛戦略に傾注して、期待にたがわぬ働きをみせ、昭和二十七年、郷里の都下鶴川村へもどった


 過去の中国事変では、日本軍と蒋介石との間には、たがいに干戈を交える敵対関係にありながらソ連(現ロシア)、欧米によるアジア支配の排除という共通の目的があった


 「恨み」に対して「徳」で酬いた蒋介石


司馬遼太郎氏は、昭和史は自分には書けない、書こうとすると発狂しそうになると言っていた 


 日中戦争という言い方があるが、本質は欧米のアジア支配との戦いである だがこの戦いで根本中将のとった行動はみごとだ この人は軍人にありがち


な官僚的な石頭ではない 孫子に「君命にも従わざるところあり」の句がある この句を地で行ったのが根本中将である 日本がポツダム宣言を受諾し、最


前線にいて戦闘中止命令を受けた後のこの人の判断と行動にそれを感じる 


 駐蒙軍司令官の根本は、停戦協定を無視して長城方面から侵攻してきたソ連


軍を迎え討ち、北支地域をソ連軍の蹂躙から護った上で、指揮下の日本軍を無


傷のままで蒋介石の国府軍に投降させている 敵将に部下の処遇を任せたわけ


だが、この措置のために根本麾下の日本軍将兵は、名目上はともあれ虜囚の辱


めを受けることなく、生きて家族のまつ祖国の土を踏むことができた 自決な


どさせていない いま蒋介石といってもわかる人はほとんどいないが、この人


は太平洋戦の終戦処理に際して、「報復は君徳をそこなう 恨みに酬いるのに徳


を以てしようではないか」と、日本への賠償要求権放棄を発表した人物である 我々はこの事をけっして忘れない

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