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行動文化 (29)  サムライ 

 処世の秘訣は、「借金」 

サムライ、という生き物がいる


ソロバンでは動かない 「意気」に感じて動く ソロバンもはじくが、意気()のためのソロバン玉しか弾かない そしてしばしば、命よりも「志」の方を大切にとりあつかう それも自分の命だけでなく、場合によっては他人の命も鴻毛より軽く取りあつかうから「テロリスト」などと呼ばれることがあるが、単なる殺人鬼との違いは、その心中の「天下国家」の有無である


昭和初期、博多の玄洋社の頭山満を支援して当時の政財界に出没し、日清日露の戦いを仕組んだ杉山茂丸という人物がいる


親は明治の廃藩置県で士分(馬廻り役)を離れた福岡県士族 その一子杉山茂丸 いずれの集団にも所属しない一人一党 徒手空拳、機略と度胸だけを武器に激動の時代を駆け抜けた一匹狼 頭山に資金源として炭鉱経営を勧めたのがこの人物 処世の秘訣とは借金なりと見きわめ、他人のカネを借りまくって仕事をした 本人はいつも裸一貫の無一文 借りても返せるあてはない そんな杉山に貸す方も貸す方だが、焦げ付いたらどうするのか


当然差し押さえがくるが、無いものは返せない 身柄は警察の鉄格子の中


すると取り巻きの連中が聞きつけて何とかする これを四十八年間続けた 


これが杉山流借金術の総論 当然「各論」があるわけだが、これは回を重ねるごとに複雑、かつ巧妙狡猾になってゆく すなわち日本型資本主義の発達の原型がこれ


 


杉山流借金術の実況


明治十三年、杉山茂丸十七歳 時の政府の「暴威」の実情視察のため上京


滞京一年、元凶は長藩の伊藤、井上、山県と見きわめて帰り、長閥政権の詐欺師どもを葬るのが先決と、二度目の上京を企てた


熊本に佐々友房という人物がいた 西南役田原坂の生き残り 西郷方一番隊長として参戦、負傷して捕えられ牢獄生活三年 出獄のあと、荒廃した熊本の教育行政をみて育英の道を志し、「同心学舎」という私塾を開講、のちに「済々黌」とした当時(明治25)三十一歳の教育者 杉山茂丸はこの佐々にカネを出させようと考えた 


佐々に狙いを定めた理由は、当時の杉山の周囲の人士の中で、時流に埋没せず空論に走らず、てっとり早く国家現在の問題に感度のありそうな者を佐々友房と見きわめたからである 以下、杉山の自伝にあたる『百魔』を軸とする資料によって、モンタージュ仕立てでその青年期の行動を眺める

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