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行動文化(180) 不動火炎 

不思議な体験をした。こともあろうに小生、魔物に取り付かれた。女の歌い手。簡単に言うと、その歌とは自分を棄てた不実な野郎への恨み節。どうした弾みにか、この旋律が心中に深くグサリと突き刺さって、抜けなくなってしまった。もがけばもがくほど、食い込んでくる。必死だった。このままでは発狂する。やべえ!
 思いついたのが、不動明王の絵姿。これは嘗て園田誠会員へ墨で描いたものを渡しているが、手元にはない。しゃあねえ、描こうと思ったが、アトリエは外の軒先を少し張り出して石のターフルだけを置いたものだが、照明がない。      あれは確か午前二時か三時ごろの、いわゆる丑三つ時。手探りで、墨ではなくクレヨンを探し出して書斎へもちこんだ。
 デザインはすでにある。左下から右斜上へかけて紅蓮の火炎を描き、その中に右手に剣を構えた不動明王を青く描いた。ところが、正確にいうと描いている途中でスーッと脳内を涼風が吹きぬけた。 
 その夜は枕元へこの火炎不動を寝ずにちらりちらりと眺めた。がこれも正確に言うと、眺めていたのはほんの数秒間で、気がついたら夜はすでに。明けていた。
 もうひとつ。小生、手に鳥籠を提げていて、中へ目白が止まり木から仰向けに落ちている。無論これは夢。あの恨み節の主とはなんと可憐なメジロだった!。  
小生は物書き。脳内はいつもさまざまな思いが渦を巻いていて、眠ってからも電脳の鍵盤を叩いている。ここへはまってしまった! 
 綺麗にいえば、これを代受苦とよぶのだが、並の人間にやれる仕事ではない。
小生はあの夜以降、小生は同様の苦境にはまり込んでもがき苦しんでいる男女 
のために今後の生涯をつかいつくす事ににきめた。むろん、求められれば火炎
不動の図像は何枚でも描いて差し上げる。講演を求められればどこへでも飛ん
でゆく。 
 ちなみに、この火炎不動には、秘呪がある。次のようなものだが、ご参考までに言い添えると、この秘呪については、この一音一音の解説はタブー。漢字もあるが、漢字は単に音をあてただけのもの。漢字を添えると、今度は漢字についての意味を理解しようとする。これもまた無間地獄。一切まかりならぬ。もし万一、この禁をおかした者は、あろうことか今度は「意味の亡者」に成り果てるのだ。これを「無間地獄」とよぶのだ。物書きでこの地獄へ堕ちていない者は、まずいないのではないか。
のうまくさんまんだ ばーさらだん せんだまかろしゃだ そわたやうんたらた かんまん  
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テーマ: 文明・文化&思想

ジャンル: 学問・文化・芸術

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