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行動文化 (165)   垂直思考(2)「電性意識の病理」 

(――前回に続く)
 またこの種の不自然死による脱出霊体は接地層滞留中に動物霊に憑依されることがある。そうなると座霊(宇宙に復帰した人霊) へ達する時期はいよいよ遅れ、世にいう「宙に迷う」て浮かばれない状態に陥る。
生前に電性意識を増長させる事は、死後にはこのような不幸を見なければならない。およそ電性意識の異常興奮――言い換えれば一切の罪悪の根源をなす我執や偏見は、理性意識の昂揚によって生前にこれを清算しておく必要のある事が判る。

 憤怒、憎悪、嫉妬、羨望、不安恐怖、誹謗中傷、煩悶、憂愁
 電性意識の異常興奮は霊界において以上のような不幸を招くだけでなく、今生においても大きな不幸をひきおこす。
一切の自己防衛意識(電性意識)は、異常興奮で理性意識の操作が及ばないほどそれが強烈である場合は固体の全筋層に長時間の緊縛状態を生じ、そのために血管や細胞は異常な刺激を受けて血流に支障をきたし、鬱血や混濁を起こすと同時に、他面これを調整しようとする宇宙意識の異常浸透の現象がおこり、固体の局所に発熱、細胞の崩壊や血液の酸化現象をきたして固体内に毒素の発生をみるに至る。そして毒素はさらに細胞の急速な衰滅に拍車をかけ固体は崩壊の危機にさらされてしまう。
 つまり、この電性意識の異常興奮が日常的に頻発すれば人は自分の意識作用で自分の健康障害を起こし、自分で死の転機を早めてしまう。電性意識の異常活動はこんなふうに固体に重大な悪影響を及ぼす。
 
我々がつねひごろ本能に駆られて身勝手な生活、不必要な取り越し苦労その他のさまざまな激情にかられるときは、必ずその体内には血液の酸化と細胞の急速な崩壊が行なわれて固体の健不健に直接悪影響を及ぼす。強欲一点張りの守銭奴が万金を抱きながら不慮の死を遂げ、短気な激情家の脳溢血や心臓麻痺などみなこれであって、要するに人間の正しい生き方とは自らの心を調えて利他を思うという、きわめて当たり前のことに落ち着く。

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