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行動文化 (147) 青の相 

関東にいた青年時代、筆者の顔にこれが出たことがある。
 横浜の街を歩いていて、店を構えていた相士に、「あなた、ちょっと」と呼びとめられた。忘れもしない、「あなた、青の相が出ていますよ」という。
 「青の相? それは何を意味するのですか?」
 「よくない相です。災厄が待っていますよ」――具体的に聴きたかったらおいでなさい――なあんだ、敵はおれをサクラに使いたいわけか。
 とうじの筆者はこの種の予言を気にしなかった。興味が無かったわけではないが、大道易者や人相見ふぜいの意見を聴いてい姿を他人に見られたくなかった。いま思えばバカなことをした。
 ほとんどの人相見が骨相どまりだが、この「青」とは気色の一種である。気色が見えれば一人前の相士。並みの人相見ではない。
 あの時の筆者に出ていた「青」とは、職場の上司からの左遷の予告だった。具眼の相士の鑑相とはこのようなものだが、生来の独善と偏見、あきれたことに当時はこれがおれの流儀だと思っていた。昨日集団の命令系統の中に身を置いていながら許される態度ではない。先輩方も、上役方も、腹の中ではこの野郎、どうしてくれようと思っていたはずだ。それが前額部へ出ていた。これに鼻筋を中心に顔を左右に二分する神動線か、命門(耳の前) に黒色でも加わっていたら左遷どころでは終わらず、人生一巻の終わりは必至だった。
 左遷、事実そのとおりになったが、当時はそんな目に会ってもさほど参らなかった。筆者の場合、この傲慢さはガキのころからのもので、周囲の冷遇や無視は屁でもなかった。若さとは無残なものである。相士に呼び止められた当時は持ち前の独断と偏見が災いして孤立、仕事に行き詰まっていたことは事実である。筆者はあの事があってからまもなく離職、あとは古武術、禅、霊術、刀剣と糸の切れた凧のように興味本位の遍歴をつづけた。結局これといった災厄に出合った記憶はないが、しかし知らぬがホトケ、傍目にはそんなものではなかったと思う。
 来し方を振り返って、よくこれまで生きてこられたものである。周囲にも迷惑をかけた。のち支那の本場で相道をきわめた師(五千言坊玄通子) に出合って
仙道を学ぶ事になったのだが、その時は「青の相」のことはス借り忘れていたし、師も筆者の相貌には何もいわなかった。

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テーマ: 文明・文化&思想

ジャンル: 学問・文化・芸術

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