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行動文化(119) 商品開発と情報処理 

イノベーションのジレンマ
念のために。「イノベーション」とは経営革新、商品開発のための新しい視点、新しい切り口など、誰もまだ開発していない新商品を開発するための新しい視点。つまり、社会の変化にひそむ新しい需要を掘りあてること。たとえば大学にとっては、少子時代の学生募集のための、どこもまだ思いつかない魅力的な新講座の開講。「イノベーションのジレンマ」とは、1997年発表の、ハーバードビジネススクールのクレイトン・クリステンセン教授の論文『技術革新が巨大企業を滅ぼすとき』が指摘している現代ビジネスの自己矛盾のことだが、要約すると下記の二段階になる。
○イノベーションには従来の商品を改良する保守型と、その反対に従来の商品とは発想のちがうまったく新しい価値を生み出す革新型がある。
○保守型は革新型を軽視し、また保守型の成果はやがて顧客のニーズを離れる。顧客は保守型の成果以外の側面に目を向けはじめ、革新型が力を得る。
かみ砕いていうと、保守型は商品の改良だけを考えやすいから顧客のニーズの
変化に置き去りにされる。また保守型優良企業は、後発企業が現われてもその実力を過小評価しがちであり、また同志討ちを避けようとするから新規事業への参入が遅れる。
クレイトン教授はこれを「ジレンマ」と呼び、イノベーションの自己否定とみているわけだが、しかし武道の立場からいえば、これは「イノベーションのジレンマ」というよりも教授自身の思考のジレンマにすぎない。
 企業の生産性が上がらないのは時代や顧客のニーズに応えていないからである。顧客に置き去りにされるのは潜在需要を発掘しないからである。教授は保守型と革新型に企業を分類しているが、武道にも攻撃型と守備型はいる。だが武道には「ジレンマ」はない。あるのは「戦い方」、つまり戦略や戦術。
クレイトン教授には戦略論が欠落している。戦略論とは「行動科学」。しかし「行動科学」を掲げている大学はあるが、まだ武道を行動科学として掲げている大学はどこにもない。脳ミソまで筋肉化させている武道界には武道の行動科学化は無理。武道の行動科学化とは「知」の戦力化。それには武道の言語化が不可欠。アンテナを高くして情報を集めよ。「非常識」で「気に入らぬ情報」に価値あり。イノベーションとはそのためのもの。クレイトン教授の論法では、この情報処理にも「保守型」と「革新型」の二種があることになるが、情報に保守も革新もあるものか。情報とはそれ以前のものだよ。そもそも教授の「イノベーションのジレンマ」自体が自己撞着の結論の出し急ぎ。▲▲
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