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号外 理事長 

正名論 子路が孔子に、いま一国の政治を任されたとしたら、先生はどんな仕事から始めますか? これに、「名を正すことだな」と孔子が答える。論語に出てくる話だが、これが儒教の「正名論と呼ばれるものである。
 「名」を正さないと筋目ケジメが通らず、職分が混乱する。論語ではこの後に子路が、「こーれだからなあうちの先生は、なんだってまた名なんかにそんなにこだわるんスか」と小馬鹿にしたような云い方をするのへ、「このガサツ者め、知らんのなら教えてやるから黙って聞け」と、呼称の乱れを放置することが政治の混乱をまねく理由を諄々と解りやすく説く。
 
人とサルとの違いとは毛の数ではない。言葉を使えるかどうかである。君子と下郎の違いは、このことを自覚しているかどうかである。言葉らしきものを使ってはいても、人に近いかサルに近いかは、言葉の意味内容がちゃんとわかって使っているかどうかできまる。
最近はなくなったが、以前「理事長さんはいますか」とか「会長さんいますか」という電話がしきりにかかってきた時期があった。いずれどこかの営業マンだろうが、受話器をとるとそんなことをいうから、ヘソマガリでリクツ屋の筆者が穏やかに応対するはずがない。「おれは電話番だが、うちの会長とサシで話をしようというアンタは、いったい会長とはどんな関係だ?」。みんなこれで白けてひっこんだ。理事長や会長の相場も下落したものだ。

「理事」とは事務職。理事長とは事務職の元締め。会長とは会の頭である。会
長は基本方針を定め、事がおきた時の最終責任は会長が負う。会の運営事務は理事長や理事にまかせ、理事はデスクワークには書記を使う。組織が小さい時はトップも雑用をこなすが、理事長や理事に一任すべき事まで気軽に引き受けたら若手は育たない。それは「気軽」なのではなくて「軽卒」なのである。
組織の頂点にいる者が「書記長」を名のることはある。「平等」を掲げる共産党などがこれだが、これは一種の「謙譲」であって、禅寺の住職が同様の動機から「火番」を名のることが伝統として今も生きている。ゆかしい伝統である。
これにくらべて昨今の日本の政府はおかしい。選良たちの仕事場とは思えない言葉の乱れが放置されている。たとえば「国家戦略室」。戦略、は穏当を欠く。ほかに云い方がありそうなもの。これじゃまるっきりケンカ腰だ。
「骨太の方針」? それをいうなら「基本方針」だろう。骨太とは、緻密だが線の細い華奢(キャシャ)なものとは反対の、ゴツイものの形容である。骨太の方針では「民意を無視した厚かましく図々しい方針」。いままずいんじゃねえの。
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テーマ: 文明・文化&思想

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正名論 子路が孔子に、いま一国の政治を任されたとしたら、

まとめwoネタ速suru | 2012/04/16 00:40

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