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号外 今期からの義務教育の「必修武道」関係者諸士へ 其の三 

日本人の条件
「垂直軸」が条件と言いきってよい しかしこれが裏目に出ると「思考放棄」となる 結果責任を追及しようにも、事が終わったら責任者はもうそのへんにはいない そしてみんな被害者顔をして、「どうしてくれる」などという こうなると始末が悪いが、日本人の魂の遺伝子は「論理」ではなく「感覚」 だからすぐ泣く しかし感激感動型とは純真純情ということでもあるのだ
きめ手は「オテントサマ」を担ぎ出すこと かならずなんとかなる 未だにわが国は神の国 おてんとさまに柏手を打つ習慣はまだ残っている 忘れた連中の頭上に鉄槌が落ちた
結局のところ、日本人らしさとは権利意識よりも「恥」に敏感であること 慎み、憚り、テレ、はにかみ、ものをハッキリ言わない(察してもらいたい) 遠慮「世間様(みなさん)」が基準になること 以上を天・地・人の垂直軸の中に意識しているかどうかだろう 

行動論としての日本武道 ――「天地神明」に恥じぬかどうか
剣も礼も「用心」の心得だという、幕末の平戸藩主松浦静山の「礼剣同源」論がその代表だろうが、これも最終的にはやはり「おてんとさま」なのである  
「腑仰して天地神明に恥じぬ」かどうかが戦前までの日本人の行動を律していた 「天地神明」を平言葉になおせばオテントサマとなる オテントサマとは「道義」の神
イジメ問題などこの一発でかたづく むろん彼等はオテントサマと聞いてもすぐわかるわけではないが、なんだか怖そうな、ありがたそうなモノだぐらいは感じて、ひるむ 血の中に刷り込まれている 日本人にはオシャカサマよりも有難いのがオテントサマなのである
孟子の王道論では、これは「仁義」の問題になる 仁義、を一文字で表わせば「道」、すなわち道義、道義=オテントサマ  

●● 以下は各論
日本武道の心の技
直心 学習の成果としてではなく、生まれながらに身に備わっている、生きているものすべてを生かそう生かそうと働いている「天意」を、直心影流の剣では「直心」と呼んで重視する この視点は医学の「免疫力」につながり、孟子の「王道論」につながり、日本人の「安神立命」につながる、日本の芸道を一貫する垂直軸である 

○剣体 身心ともに「崩れない」姿勢をいう 剣の修練とは剣体の鍛錬のことだが、しかし同時にこれは「人間廃業」の構えでもある だがこれは致し方ない 「禅」の修業がこれなのだ それで「剣禅一如」という
 
○自然体 構えの一種 つまり変化自在の戦闘姿勢の一種 この「自然体」は人間の言動すべての場面で用いられるようになっている 「自然体」に限らず、「平常心」も「相打ち」も「間積もり」もすべてそうだが、日本武道のふところの広さと深さである 
 
○平常心 「つねの心」のことだが、日常茶飯の、なんの変哲もないごく普通 の、コロコロと動いている意識をいう これに対して、非日常の「真剣」、「必死」とは硬直した、応用変化の利かない、剣の立場からいえば「居着き」にあたる心の「死に体」である 

○不動心 これも上記の「平常心」を言い換えただけのもの 内容は同じ
剣は「居着く」ことを嫌う 硬直を嫌う 心は常に「臨機応変」を維持しなければならない くりかえすが、心とは常にコロコロと動いているのが本来の姿 コロコロがココロとなった 「一所懸命」はよくない 「不埒」がよい お間違えのないように もと太陽族の石原都知事は「不良っぽさ」こそが少年たちの本質だという さすがによい視点だ オリコウサンよりもワルガキがいい オリコウサンの別名が「バカ」 バカたちの仲良しゴッコが会社をつぶし、国を滅ぼす 

○目付け 視野の取り方と着眼点の心得 拳銃では「ボンヤリ照準」と教える 凝視はよくない 見ていながら見ず、見ずに見ている 「知らん顔」も目付けのひとつ 合気道の植芝盛平は「見るな、構えるな」と教えた 「合気されるぞ」と 主体性の維持を剣の心得に置き換えるとこうなる

○間合い 相手との距離の心得のことだが、これを日常的な対人関係に応用す
ればイヤな相手とでも付き合える いま必要なのは「時代との間合い」の取り方だろう 巻き添えを食うのは間合いが近すぎるのだ

○見切り 相手の意図を見抜いて外すこと 達人には一寸の見切り、五分の見切りができるという 太刀筋を読む 他人の意図、態度、言葉を見切る 暴言を見切る 時代を見切る 未来を見切る 原子エネルギーを見切る 応用自在
実例をひとつ挙げましょうか 古代中国に柳下恵という賢者がいた 同僚との議論の最中に、痛いところをつかれて逆上した相手が柳下恵にペッ!と唾を吐いた 中国人はよくこんな事をします 「唾棄」というやつ ところが柳下恵、動じない 平然としている 見ていた者があとで、貴殿あの時どうして怒らなかったのか? 柳下恵答えていわく、「唾を吐いたのは彼 怒るかどうかは拙者の勝手」――カラスの勝手というわけだ
 打ち太刀なら一歩退けばはずせる 暴言をはずすには一歩も動く必要はない 逆上しやすい男が一人、目の前に立っているだけの事だ

○位どり 心理的なものであれ物理的なものであれ、どんな立場、どんな姿勢で応対するかという心得 「構え」のひとつだが、たとえば親に対する子、子に対する親、それぞれに「位」のとりかたである 位のとりかたで動き方がきまるが、親子兄弟男女、敗戦でみんな平等になってしまった それで我々は豊かになれたか? 貧しくなった  
 
○拍子 剣の場合、打突の技を生かすのも殺すのも間合いと拍子(タイミング)である 時間の間(タイミング)を外した振る舞いをマヌケ(間抜け)と呼ぶ マジメとは「間」の締まった、「間」の抜けていない振る舞いのこと 剣も言動も「間」がぬけたのでは仕事にはなりません

○居着くな  「剣体」とは「居着きをなくした姿勢」 「居着き」とは身心の「死に体」 剣の場合、相手を見ているうちは隙はない だが、出よう、打とうとする一瞬に動体視力を失う この一瞬を待っている「出小手」専門の剣道屋がいる 「出よう」という思い(予定)に居着いて身心ともに死に体になる 実例でみてもらうのがいいでしょう つぎのような場面
登校の門限に遅れて駆け込もうとする生徒を、見張っていた教師が鉄柵ではさんで圧死させた事件がある 生徒は駈け込もうとする、教師は鉄柵を閉めようとする 双方ブレーキが利かなかった 
この場合、生徒は教師をみて、立ち止まって遅刻した事を詫び、教師は「明日からはもっと早く家を出ろよ」と言葉でたしなめるのが職務のはずです 
「教育指導」と「監視」や「見張り」はちがう 体育会系の教師に多いが、脳ミソまで筋肉化しているキン肉マンのこんな教師に子供を預けられますか

以上、「見切り」と「居着き」の二例で日常行動の中での剣の心得を示したわけですが、「位どり」にせよ「平常心」にせよ、日常行動に置き換えられぬ心得は、本来の日本武道にはございません ▲▲


むすび
執筆に一区切りつけ、夜具に足を伸べて見る夢は、スミレ、タンポポ、サクラソウが咲き、スズメ、ニワトリ、ネコが遊んでいる陽だまりの小天地に、清冽な岩清水でのどをうるおし、生き物たちと乏しい食をわかちあう、なんの蓄えもない、その日暮らしの、戦車もミサイルもいらない日常です 
この陽だまりには自然科学はないが、オテントサマが見護っていて、みんなその日暮らしに安んじ、ケンカをするにも仲良くケンカしている 相手が泣きだしたらそこでやめて、ごめんね、という風景です 
科学文明は人をどこへ連れて行くのか――今期の地球文明は、おそらく原子力で亡ぶ 鳥も、虫も、みんないなくなる 悲しい
「科学」という現代の神は、信仰が深まるほど我々に、「安心」ではなく「不安」を与えたまう この事に気付いている者はけっして少なくはないのだが、預言者は世に容れられぬ せめてニセキリストたちとの戦い方を学ぼう
「人」から出発する西洋文明にふれる以前の、本朝はえぬきの戦国武士道と、本朝開闢以来の日本武道に、生き方や戦い方のモデルがあります 力がすべての時代ではあったが、それは財力がすべてと言いきってもよい現代も、本質的にはいささかも変わってはいません 我々が背負っているカルマなのでしょう 
ならばいっそ出発点へもどってみませんか 
戦国武者たちの価値観とは、けっして人には飼いならされることのない、わが道を往く「狼」の生き方でした 石原都知事が筆者と同じところを見ていると知ったのは最近の収穫です 石原さんは、「良い子」は食わせ者だという 本音を隠していると してみるとオテントサマをかつぐ小生も「太陽族」か
源氏物語に登場する美悪雑乱のプレイボーイ光源氏の姿に、けっして飼い馴らされることのない狼の気性を尊ぶ、戦国武士道を想うことがあります
武道も変質し、武士道も御用学者たちに悪用されてしまったが、しかし戦い方の心得は、「視野を広くとれ」、「居着くな」、「間積もり」、「支配されるな」、「受けるより攻めよ」などという言葉としてまだ残っております これらの言葉を手がかりに、戦い方を原点から学び直してみようではありませんか ▲▲
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テーマ: 文明・文化&思想

ジャンル: 学問・文化・芸術

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