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行動文化 (150) 手相
2013/06/10 Mon. 00:00 [行動文化]
手相については支那相法よりもギリシャに始まった西洋相法の方がはるかに精緻だが、手相はあくまでも骨相の一部。本人の性格、労働の適性、および一代の栄枯盛衰を察する手段なのであって、いま直面している案件の吉凶を断ずるものとは性格がちがう。
アルベンチグニーの分類法
フランスの手相家アルベンチグニーは、人間の手を八種類に分けている。そのうち七種はそれぞれの特質をもっているが、残りの一種は何の特質ももっていないと称して、次のように分類している。
1、掌長く、肉の痩せたもの ――臆病で才智に乏しく、徳義心が浅い
2、掌厚く、肉の肥えたもの ――知能低く、残忍
3、掌の窪みの深いもの ――不幸。失敗も多い
4、指の関節が低く、平滑なるもの ――感動しやすく軽卒 数理性や創作性には乏しいが如才なく、人前をうまく取り繕う
5、指の関節が高いもの ――二種あるが、上部関節の高いものは調和を好む理想家 リクツ屋で計数性が発達、秩序をこのみ風雅心が乏しい。これを哲学者の指と呼ぶ。下部関節の高い者は屁理屈屋。神佛など、眼に見えないものはいっさい信じない。
6、指の長い者 ――繊細。万事に周到。長い指で上部関節が高ければ猜疑心が深くて大局を忘れ、臆病でいて危険な粉飾を企てる。
7、指の短いもの ――決断が早く行動は迅速。しかし指が極端に長いと残忍。関節が高ければ計数性と迅速性が相和して投機に長ずる。
要するに指の長い者は精密な仕事に適し、短い者は、思考は大局的で視野が広く、行動は迅速果断。
以上の性向は書風によく現われる。長指の者は細字が得意、短指の者は大字に長ずる。
8、以上のいずれにも属しないもの
指の太いもの、指がよじれて爪の短いもの、掌の硬いもの、柔らかいもの、指が密着するもの、指だけが蝋細工のように美しいもの、四指に著しい隙間のあるもの、指先の尖ったもの等がこれに入るが、それぞれに固有の人格的な特徴がある。それを書きたいが、紙数が尽きた。またの機会に。
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