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行動文化(103) 警察特錬武道の記憶 

柔道剣道の猛者たち 神奈川県警の武道の特練にいたころ、剣道に東北弁でもとくに聴きとりづらい南部なまりの、槇尾という男がいた。机を並べていて、「おい、ズビチガスデグネガ」。??――「字引貸してくんねえか」だった。
小手が上手だった。巻き小手ではなく表からの抜き小手だったが、しばらくは外せず、まともに打たれると籠手をつけていても手がしびれた。もっとも筆者は剣道ではなく柔道の方だったが、どっちかといえば剣道の方が好きで、監督の眼を盗んではときどき剣道の稽古をした。筆者の小手打ちはこの「ズビチガスデグネガ」の槇尾からもらった小手である。
監督はシナ事変で日本刀を使ったことのある菊池伝。「鬼伝」と呼ばれていた。この人は筆者の剣道の越境稽古を大目に見てくれていたが、稽古ぶりは今でも目に浮かぶ。最後は、「では上段から一本。」左上段からの片手での小手打ちは強烈で、受ける側も一騎当千の手利きだったが、くるとわかっていて外せず、「ポクッ!」と快音を発して小手がきまった。抜き小手の槇尾、神奈川県警を背負って立つ逸材とみられていて、鬼伝に稽古で容赦なくしごかれ、血尿を出しながらがんばっていた。

柔道には北海道から来ている諏訪間というのがいた。小柄だが、諏訪間の諸手背負いは引きが強くて、こっちの膝のあたりに腰が入ってくる。まともにきまると畳で額を擦った。
体が要求したのだろう。甘い物が好きでよくゆで小豆を食っていたが、惜しいことに体をこわして街の駐在所の旦那で終わったようだ。
柔道にも剣道にも強いのはいくらでもいるが、試合に明け暮れる毎日で、えらそうなことを言ってもはじまらない。みんなバカ話でとぼけていたが、特練武道のメンバーはみんなライバル。野球と同じく情け無用の街。筆者、体をこわして特練柔道を出てから関東管区の大会の応援に出かけて、かつての仲間たちから妙な目で見られた。

いま合気道の宮崎県を預かっているが、少なくともここにいるのは師を中心に集まっている仲間たちである。
だが、よくしたもので他流派の者同士でも気の通う、仲間と呼べる者たちはいる。流派を問わず、強いのはいくらでもいる。お互い、他流の批判はやめようではないか。違いをいうのなら武道の世界とは一人一派。同じ小手打ちでも千差万別。いま我々に求められているのは、武道場での成績ではなく、「知」の戦力化のはずだ。
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テーマ: 文明・文化&思想

ジャンル: 学問・文化・芸術

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