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行動文化(2)この世の家賃・犬と狼のちがい 

 この世の家賃  

 希望してこんな世界に生まれてきた覚えはなく、親にたのんで産んでもらった覚えもないのだが、この世にはこの世なりのキマリがあって、居るからには家賃だけはしっかり取られる 不条理を主張しても耳を貸すような家主ではない 余人には代えがたい一芸を持っている人間なら多少面癖がわるくても置いてくれるが、並みの人間は不足分を愛想のよさで補わなければ仕事ももらえない 無芸大食、処世の心得も無く、さりとて捨てられた子猫のような可愛気も無く、あるのは小面憎さだけという、そんな奴は路上しか居場所はない 物書きとはきわどい商売である 箸は二本、筆は一本、孫子いわく「衆寡敵せず」 へたをすると家賃も納めかねる 文字藝者は生き残れても、論客は干し上げられる 江戸の町に、執筆と出版の一人二役をこなす六無斎という好漢がいた この御仁ソロバンを持たない お上に気をつかわずホントの事をまっすぐ書くので版木を召し上げられ、所払い(追放)をくらった 「家も無く、親無く子無く版木無く、カネも無けれど死にたくも無し」 で、「六無斎」  え? 家賃? 家賃のために働くくらいなら死んだ方がまし 長生きしなければならん理由は何もない 天国へ? バクチも打てないような天国へ行ったって、いったい何をして過ごす? すぐ退屈するにきまってる 六無斎は草食系の物書きだが言うことは激しい 仲間はみんな地獄にいる 地獄へ向かった  




 犬と狼のちがい  

 武士道、といえば新渡戸武士道が昨今の定番だが、新渡戸流は「滅私奉公」の忠犬武士道、その源流の山崎闇斎の臣道も「主君いのち」の被虐武士道 犬は飼い主には尻尾をふるが、狼を飼いならすことは無理 その狼も劫を経ると茶髪から銀毛に豹変――ではなく狼変して、神格を備えた「白狼」になる サムライを「二本差し」と呼ぶが、短い方の脇差は切腹用とは限らない 武士の一分が立たぬと思ったら主君に対しても鯉口を切る 城内でも腰間から離さなかった 主君の顔色をうかがいながらの無条件の滅私が犬 主君や「みんな」がどう思うかという事でなく自分自身の本心のままに動くのが狼 決して飼いならされない狼の心を戦国武者は「脇差心」と呼んだ 


 先述の六無斎先輩が、地獄の入口で閻魔大王の前に立ったらどう動くか おとなしく裁きを受けているだろうか 大王が照魔鏡を背に厳めしい顔で、「その方、生前は――」と言いかけたところへ、「あのー、少々ものを伺いますが」大王がつり込まれて、「ん?」、「人は悪い事をすると地獄、もし閻魔さまが死んだらどこへ?」一瞬返事につまって大王の調子が狂う そこをすかさず筆を逆さに持ち替えて、お面頂戴! ピシリと閻魔大王の額口を一撃 カラカラと笑って鬼どもの方へ行く いまや六無斎も、「筆鬼」という立派な一匹の白狼 ▲▲

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行動文化(1)「差別」は良くないか・「花」の無い男 



 「差別」はよくないか 


 三〇年ほども前からの構想に、『人間等級論』の執筆がある 自由で平等であるはずの人間に等級をつけるとは何事かと叱られそうだが、しかし論語、呻吟語といった人間学の古典は、しっかりと人を等級別に分類している 論語の「君子」と「小人」の分類などその典型だ それは「差別」ではないか? むろん差別である わるいか 


 区別はいいが「差別」はいかんという意見があるが、月とスッポンの違いが区別 では、教養人とサルとの違いは? ――なんだか微妙な話になってきたが、差別も区別も我々の日常には必要 むろん人を択ぶ権利もある 与謝野鉄幹も、♪友を択ばば書を読みて、六分の侠気、四分の熱 妻をめとらば才たけて、みめ麗しく情けある――と歌った 差別はいかん? そりゃあ無理ぜよ それでは生きている張り合いがない 女房にするならアタマがよくて、ベッピンで、亭主を大事にしてくれる、楽しい女がいい ちがうか? 逆もまた真なり 亭主にするなら甲斐性があって、イケ面で、好き勝手をさせてくれる男がいいにきまっている そんなわけで以下、遠慮なく差別論を展開する




 「花」のない男


 男をごく大まかに、面白い人間と退屈な人間の二種類に分けることができる まず言えることは、品行方正で堅実な男は退屈 いちばんツマラナいのが紳士面をした奴 いつもソロバンを片手に仕事の話しかしない奴がその次 花のない男とはこんなのをいう 退屈しないのが、力はあるが自分をワルだと思っている男 風通しのいい面白い男だ 気取りも構えもしないのは、実力の証明であると同時に並々ならぬ美意識の持ち主である事を意味する 花とはむろん世阿弥の花伝書の花だが、この「花」も一様ではない 「色男カネと力はなかりけり」が言っている色男は、花伝書のいう「時分の花」、男女にかかわらず三日ともたない 「花の命は短くて、苦しきことのみ多かりき」林芙美子も女 容色の衰えはやはり悲しかったろうが、『放浪記』はいつまでも衰えない 物書きとしての林芙美子のイメージは、いつまでも女ざかりだ 男とは労働力、男とは消耗品、カネも力もない男など男ではない えらぶ段になれば女たちは甲斐性なしのイケ面よりも「力のある男」を択ぶであろう事は自然の摂理だが、しかし男も女も長生きが手柄ではない 「花」あってこその命なのだ 記者の独断と偏見によれば、男とは自分にとって大事な女に「男」と認められ、その女を護りぬく事を生きがいとする生き物 鉄幹の歌にもどれば、「書を読みて、六分の侠気と四分の熱」 仕事は別として花のない男とは酒を飲む気にはなれぬ▲▲  



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著書 

高鍋藩校明倫堂の教育

高鍋藩校明倫堂の教育


野中日文/著 (明倫会)  (2006-02)
1,470






野中 日文/著 (文藝書房) (2005-12)
840



武道ー日本人の行動学武道―日本人の行動学
野中 日文/著 (創言社) (2000-08)
¥ 2,625




武道の礼儀作法武道の礼儀作法


野中 日文/著 (谷神会)(1998-05)
¥2,100



野中日文 頭の整理法「頭の整理法」教えます 剣に学ぶセルフ・リストラの法則
野中日文/著 (騎虎書房)(1996-02)
1,631 

 



 

野中日文 人生不敗術人生不敗の極意 武道に学んだ「自然体」の生き方
野中日文/著 (大和出版) (1995-12)
1,529
 




 

野中日文 誇と恥

矜(ほこり)と恥 武道に学ぶ行動の美学
野中日文/著 (柏樹社) (1988-10)
¥1,890






 生きる極意

生きる極意 ある武道修行者が到達した生命の水脈
野中日文/著 (潮文社) (1987-04)
1,029

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野中日文書画の世界 水墨画と書 

野中日文 




落花如雪
サイズ:40.5cm×53.5cm
価格:60,000円


座論梅
サイズ:22cm×84cm
価格:60,000円 



販売条件 複製本紙のみ。額装はいたしません。
問い合わせ・購入希望の方はメールor電話にて御連絡下さい。

夢屋~手作り・アンティークのお店
メール:yumeya4398@btvm.ne.jp
TEL:0986-22-4398
その他にも多数扱っています。
http://kuroki.mods.jp/yumeya/gyally.html

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野中日文の垂直思考 

「野中日文の垂直思考」開設しました。 野中日文のコラムを中心に紹介して行きます。

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